世界一周しても立派な人間になれるわけではないという事がよく分かった事

立派な人間とはなんぞ? という哲学は横に置いて、世界一周したって嫌な人は嫌な人のままっていう話。

色んな国で色んな人に会いました

20代~30代の十数年間は短期間死ぬ気で働いて外国いって、また日本で働いて外国いって、を繰り返していました。

そうして様々な国を周っていたんですが、それだけあちこち行っていると色んな人に出会います。

変な人やおかしな人、奇妙な人や普通の人、色々な人に会います。

この人すごいことやってるなー、っという人にも会うのですが、やってることは凄いのに言ってることが残念という人もいました。

世界中を自転車旅行している人

アキラさんとは中央アジア・キルギスの首都、ビシュケクのゲストハウスで出会いました。

そのゲストハウスには4~5日くらい泊まったので、その間アキラさんと話したり一緒に行動する機会がけっこうあった。

このアキラさんがなかなかすごい。自転車で10年近くずっと世界中を回っている人だったんです。

世界一周どころじゃないですね。アフリカの危険なエリアも自転車で走破。アマゾン川もカヌーで渡り、サハラ砂漠では全く自転車が進まず立ち往生。

テレビにも出たことがあるという凄い人でした。

それだけ世界中を回ってすばらしい体験を積み重ねていたなら、精神的にはもはや悟りを開くような境地に至っているのでは、なんて私は思ってたんですよね。

そんなことはなかった。

それだけの経験をしているのに幼い

短い期間でしたがこの人と一緒にいるとしんどかったです。

まず自慢が大好き。俺はあんな凄いことしたんだ、こんな凄いことしたんだ。そんな話ばっかり。

人の面白い体験談を聞くのは好きなんですが、それも度が過ぎるとね……。

アキラさんの話聞いてて、あーやっぱ自慢話って控えなあかんなーって自省しましたよ。自分もしないようにしないと。

失敗談もなんか無理やり美談にしようとするしね。準備不足で失敗したならそれはそれでいいのになんでキレイな話にしようとする?

なによりも鬱陶しかったのは、自分の旅のやり方が一番正しいって思ってて人のやり方に口だしてくるところ。

私はお腹があまり強くないので外国(特に発展途上国)で水を飲むときは大抵ペットボトルの水を買って飲むんですが、それを見たアキラさんは「なんでわざわざ水買うの? リッチ~」とか言ってくるんですね。

そりゃ自分はお腹強いからいいかもしれないけどね。10年も働かずに自転車旅行続けてるほうがよっぽどリッチじゃないの?

私以外の人にも「そんなお金かかるやり方してるの? リッチ~」とかよく言ってて煙たがられていました。

旅行のやり方なんて自分で決めたやり方でやればいいんですよ。人に合わせる必要なんてない。自分がいいと思ったやり方でやればいい。

お金があるならお金かけた旅行でいい。節約貧乏バックパッカー旅行だけが最高なんて、そんな訳がない。

世界一周すりゃいいって訳じゃない

自慢したがる人って多いし私もその気持ちは分かるのですが……

色んな極限状況とか乗り越えてきた人なら、もう悟るくらいの精神になってんじゃないかなーって期待していたんですよ。

山登りで有名な人達って自慢するような人少ないですし。それが、自分は凄い自分は凄いって自己顕示欲丸出し。

手前勝手な話ではありますが、がっかりしてしまいました。 

私は旅行が好きですし人に勧めたりもしますが、世界一周しても駄目な方向へ行っちゃう人もいるってことは、この件で痛感しました。

何をすればいいのか、どうすれば成長できるのかっていうのは人によって全然違うってことですね。むずかしいものです。

 

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